藤田家の茶室

新しい年を迎えてもう2週間。

今年は新年早々、重いニュースに翻弄され

気がつけば日が経っていた気がします。

 

京都にも緊急事態宣言が発出されました。

昨年の春の緊急事態宣言の時に比べますと、

通勤通学、また、買い物の人出もそこそこにありますが、

また違った緊張感が漂っています。

 

Go Toトラベルも中止となり、

残念ながら観光地は閑散としています。

「西陣藤田」にお泊まりになる方もなく、

暖房を入れる機会のない家の中には

ひっそりと冷たいままです。

 

しかし、藤田家住宅では、

この期間にお茶室の改修をしております。

茶道や華道、また、香道など、

日本の伝統文化を伝えていく為には、

オンラインではなく、人が集まる事が必要になります。

今は、殆どの行事が中止になっていますが、

そのような場所をご用意することで、

コロナが収束した時に、

何かしらのお手伝いができればという思いで、

改修に踏み切りました。

 

千家の宗匠から「養心」という名をいただいた茶室。

外壁も塗り直し。

 

これはまだ、未完成の状態です。

 

 

この上に、「聚楽(じゅらく)土」を塗って仕上げます。

「聚楽土」とは、

西陣の聚楽第跡地付近で産出されるものなのですが

今は、その入手も非常に難しく、

また、その作業工程はとても繊細で、日数もかかり、

京都でも高い技術を持った佐官屋さんでないと、

聚楽壁はできません。

 

今はピカピカの赤(銅製)の樋。

赤の樋は年月の経過とともに、色の深みが増します。

 

 

もちろん、内部も改修しております。

今月中には完成の予定ですので、

コロナ感染拡大が収まったら、

公開させていただきたいと思っております。

 

また、

このホームページでもご案内いたしますので、

ぜひとも、お運びいただければと思います。

 

寒い日が続きます。

皆さま、いろいろとお気をつけてお過ごしくださいませ。

 

柱本めぐみ