京都は今日も真夏日。
これから厳しい暑さが続くと思うと
少々うんざりしますが、
夏ならではの楽しみがたくさんあります。
納涼会や、大文字の送り火など、
夏のさまざまなイベントも
今年は新型コロナウイルスの影響で中止。
残念ではありますが、
変わらない楽しみもあります。
そのひとつがお花です。
藤田家住宅の裏では、
この時期、木槿(むくげ)の花がたくさん咲きます。
昨日は紫の木槿が咲きましたので
生けてみました。
この花生けは、「砧」のリユースです。
「砧」ってご存知でしょうか?
昔、布を柔らかくしたり、
皺を伸ばしたりするのに使われた道具です。
皺を伸ばすのにはアイロンが普及して、
使われなくなりましたので、
藤田家では
砧の一部に穴をあける加工を施して、
昭和初期からは花器として使っています。
木槿は裏庭に咲いていて
お客様のお席からは見えませんので、
いろいろな花器に生けて、
お花と花器の出会いを楽しんでいただくことにしております。
木槿の後ろに写っているのは
5つ玉のそろばん。
たくさん残っています。
これは戦前のミシン。
藤田家住宅にはいろいろな古い生活道具や
「織り屋」の道具が残っております。
懐かしいと思われる方も、
初めて見るという方もおられると思います。
「西陣藤田」の通り庭にも
道具類を展示しておりますので
お泊りのお客様はご覧いただくことも
手にとっていただくこともできますが、
このブログでも、
少しずつご紹介して参りたいと思いますので、
また、このサイトにお立ち寄りください。
お待ちしております。
柱本めぐみ